“医療人”として働きがいを持って働くことを支援するメディア『ハコヤ』

株式会社ぐるんとびー/訪問看護ステーション 管理者・看護師

ここには「暮らし」がある。
だから「私らしく」いられる。

施設
地域
職種

2021.07.10 掲載開始

同じ志、同じ目線の仲間が集まった「ぐるんとびー」。一緒にいて楽しいのは、きっと同じ価値観を共有できているからでしょう。そんな思いについてのトークセッションです。

石川 和子
入社4年。小規模多機能型居宅介護施設で看護師とケアマネージャーを務めつつ、あわせて看護事業全体の統括も担う。

志藤 ももこ
入社2ヵ月。訪問看護ステーション、看護小規模多機能型居宅介護施設に勤務。

鎌田 恋乃実
入社2年。訪問看護ステーション、小規模多機能型居宅介護施設に勤務。


利用者さんが本来の自分に戻れること。
それが暮らし。(石川)

──では最初の質問から。「入社前後でギャップはありましたか」。本音でお願いします。

鎌田 以前は別の訪問看護ステーションで働いていました。当時は自分の役割が決まっていて、その仕事を時間内に終えればいいという感じでした。ワクにはまっていたんです。

志藤 その感じ、よくわかります。私は病院で働いていたんですが、訪問看護は忙しくて、決められた時間にあっち行ってこっち行ってという感じでした。

鎌田 「ぐるんとびー」に入って驚いたのが、そんなワクがないということだったんです。すごく自由で決まり事がない。正解もなくて、それが目の前の利用者さんにとってどうなのかを自分で判断しなくてはならないんです。その自由さが大きなギャップでした。

志藤 確かに「ぐるんとびー」は、いい意味で病院よりゆったりしています。そのゆったりした時間を支えているのが私たちなんでしょうね。

石川  私は総合病院にいたんですが、今2人が話したように、当時は自分のやるべきことがはっきり決まっていて、それをこなしている感じでした。ところが「ぐるんとびー」では、やること、やれないことを含めて自分が判断しなくてはならないんです。日々、目の前でいろんなことが起きるから、火消しのようにばたばたしていますが、でも“これが暮らしなんだ”と思うようになりました。

──暮らしとは。

鎌田 以前の私たちは、主語が自分だったんだと思うんです。ところがここでは利用者さんが主語になる。利用者さんにいい時間を過ごしていただくために、私たちはそこにどう寄り添い、どう一緒に歩いていくかを考えています。それが暮らしなんだと思う。

志藤 利用者さんそれぞれにご自分の大切な時間があるんです。

石川  利用者さんが本来の自分に戻れること。それが暮らしではないでしょうか。

富安萌葉
(写真)石川 和子/株式会社ぐるんとびー/ケアマネージャー、看護師/小規模多機能型居宅介護施設で看護師とケアマネージャーを務めつつ、あわせて看護事業全体の統括も担う。

やり過ぎと思われるようなことも
やっちゃいますからね、私たち。(石川)

──では次の質問です。「仕事の面白さと辛さについて教えてください」。

志藤 私はまだ入社2ヵ月だけど、毎日が面白くて仕方ないです。

石川  ステキ!

志藤 一つひとつの出来事にエピソードがあって、いろんな物語がある。それが毎日続いているんです。今のところ辛いと感じたことはないですね。

鎌田 目の前の利用者さんの幸せを考えて、できることを精一杯やるのは楽しいですよ。

志藤 私はまだ日が浅いから、辛さを感じるところまでいってないのかもしれせんが。

鎌田 私は明日仕事だと思うと、嬉しいんです。お昼ごはんも美味しいし、「ぐるんとびー」に来てから××kg太ってしまいました。

石川  利用者さんやご家族から「こんなことをしたい」という希望をうかがうと、時には思いも寄らないことも言われます。びっくりしてどうしようかと思うけれど、なんとか工夫してかなえてあげようとするのは面白いし、結果、できたときのご利用者さんの笑顔は最高です。時にはそれは私たちの仕事の範ちゅう外のこともあります。けれど私たちはNoと言わないし、どうすればできるか、とことん可能性を考える。そのときのスタッフの連携感は、とても楽しいですし、充実しています。

富安萌葉
(写真)志藤 ももこ/株式会社ぐるんとびー/准看護師/訪問看護ステーション、看護小規模多機能型居宅介護施設に勤務。

鎌田 「こんなことまでやるんですか」「やるって言ったじゃない」という感情のぶつかり合いはあるけどね。

石川  一般的な見方をすれば、やり過ぎと思われるようなこともやっちゃいますからね、私たち。

鎌田 結局はみんなで迷いながら進んでいる。「お互い、出会っちゃったんだからしょうがないよね」って、笑いながら。

石川  ただ自分に何ができるかを考えるときは、自分の経験の範囲内でしか答えが見つかりません。だから他の人の視点や意見が欲しいです。その意味では毎朝の30分のミーティングで意見交換できるのは貴重ですね。たとえ雑談であっても、その中から新しい発見がありますから。特に看護師、介護士、セラピストと様々な職種のスタッフの言葉に耳を傾けるようにしています。そうした時間は大切にしたいですね。

富安萌葉
(写真)鎌田 恋乃実/株式会社ぐるんとびー/看護師/訪問看護ステーション、小規模多機能型居宅介護施設に勤務。

代表の菅原さんは、介護、看護、医療のワクにとらわれないものの見方ができる人(鎌田)

──次は「代表の菅原健介さんってどんな人?」。ご本人に内緒でこっそり教えてください。

鎌田 「ぐるんとびー」へ見学に来たときに感じたのは、菅原さんの熱量がすごいってことでした。入社したらそれ以上の熱さで、しかもますます熱くなっていると思います。

石川  農耕機具みたいな人。耕運機だったり、コンバインだったり。畑とうまくマッチするとすごく上手に耕して豊かな実りをもたらしてくれるんですが、時々それが合わなかったりタイミングがずれたりすることもあります。耕したけどダメにしちゃったみたいな。

志藤 ずっと走り続けている人。

鎌田 どこへ走ってるんだろうね。

石川  でも畑を耕して、タネは植えてくれたと思うんです。その水やりを私たちがやっている。これから入ってくれる方には、次のタネを蒔くこともお願いしたいですね。

志藤 私は入って間がないので上司から指摘されることも多いのですが、菅原さんは斜め上からアドバイスしてくれるような感じがします。さっと言ってくれて、ああなるほど、って気がつくみたいな。

石川  斜め上って、トンビみたい。

鎌田 視野は広いですよね。介護、看護、医療のワクにとらわれないものの見方ができる人だと思います。

石川  アイデアが湧き出てくるのも、そうした視野の広さがあるからだと思います。そしてどんなことでも楽しんでしまえるのも、菅原さんの持ち味でしょうね。

富安萌葉

家族なら自然にやっていることを
「ぐるんとびー」では組織としてやっている
と感じたことが決め手(志藤)

──では最後の質問です。「なぜ『ぐるんとびー』を選んだのですか」。

志藤 私が「ぐるんとびー」を知ったのはSNSがきっかけでした。当時は北海道に暮らしていたから、“うーん、神奈川県か…行こうかな”という感じでした。

石川  本当に来るの? 大丈夫? って聞いたよね。

志藤 前の職場でも「本当に行くの!」って驚かれました。

鎌田 私はワクがないところに惹かれたというのが一番ですね。利用者さんが「これ食べたい」と言ったら、病院では「退院したらお家で食べましょうね」というのが普通だと思います。でも「ぐるんとびー」では、どうしたらその思いをかなえてあげられるかを考えるんです。普通じゃない、そうした柔軟さが入社の動機でした。

志藤 私も、家族なら自然にやっていることを「ぐるんとびー」では組織としてやっていると感じたことが決め手でした。

鎌田 自分自身のことに置き換えて、家族の介護をお願いするとしたらここでお世話になりたいと思ったのも理由の一つでした。

富安萌葉

石川  実は私はたいした志もなくて、子連れでも働けるからというので入りました。ケアマネージャーの資格を取って、最初に見学に来たのが「ぐるんとびー」。それで決めてしまったんです。今振り返れば大変な船に乗っちゃったんだなと思うけど、ここは心から笑って心から泣ける、そんな純粋な大人たちの集団なんだろうと思います。今はここを核にして、自分の大切な人たちが安心して暮らせる地域にしていきたいと考えています。

志藤 病院の治療はもちろん大切なものだけれど、今はなるべく早く自宅に帰そうという流れですよね。そんな時代に、暮らしを支えてあげるのが私たちの役割だと思います。

石川  利用者さんの穏やかでゆったりした暮らしを支えるために私たちがいるけれど、ワクワクしながら利用者さんと一緒に暮らしを楽しんでいるのが「ぐるんとびー」だと思います。そんな仲間である2人に、改めて感謝します。

鎌田 こちらこそ!

志藤 こちらこそ!

  • 本原稿にある所属先、役職等の記載は2021年6月19日現在のものです

ぐるんとびー看護師 募集要項

施設所在地【ぐるんとびー訪問看護ステーション】
藤沢市大庭5529-8 シャルマンコーポ 湘南ライフタウン1F
募集職種管理者・看護師
募集資格正看護師
※普通自動車運転免許必須
雇用形態常勤
業務訪問看護(1日訪問件数:5~6件、訪問エリア:藤沢市・鎌倉市全域、茅ヶ崎市の一部)

併設:小規模多機能型居宅介護(2018年かながわ福祉サービス大賞受賞)、看護小規模多機能型居宅介護、ケアプランセンター
給与【モデル1】*管理者候補・事業責任者
年収:5,400,000円~8,000,000円
(内訳:オンコール月8回+みなし残業1日2時間程度+賞与)
※社会保険加入
※ガツガツ頑張りたい方へ(臨床経験あり)
※コミニュティ全体の看護に興味がある方
ぐるんとびーの看護のあり方はかなり特殊なので、これからの地域に必要な在り方をつくっていける方や既存の枠組みに関わらずに働ける方

【モデル2】
年収:4,000,000円~4,800,000円
(内訳:みなし残業+賞与)
※社会保険加入
※オンコール回数が少ない方が良い人の場合(臨床経験あり)

【モデル3】
年収:3,000,000円~3,600,000円
(内訳:残業なし+賞与)
※社会保険加入
※オンコール 週1回まで
※臨床経験あり
※時短勤務(応相談)
※家族との時間を優先させて働きたい人の場合

ぐるんとびーの看護のあり方はかなり特殊なので、これからの地域に必要な在り方をつくっていける方や既存の枠組みに関わらずに働ける方
募集人数現在(2020年6月)、オンコール対応可能な人のみを募集中です。
勤務時間8時30分~17時30分(休憩60分)
休日・休暇休日:シフト制(4週8休+夏冬6日)
※年間休日113日+有給5日(休みを追加したい人は応相談)
福利厚生・諸手当など通勤交通費は通勤手当支給(但し2万円/月上限あり)、マイカー通勤応相談。子どもと通勤が可能な場合もあり。
各種研修多数あり/年に1回のデンマーク研修あり(常勤希望者のみ)。団地内に複数のスタッフが居住しており様々な助け合いがあります。
社会保険健康保険/厚生年金/雇用保険/労災保険
Web» ぐるんとびー公式サイト
» 株式会社ぐるんとびーFacebookページ
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責任編集:桑畑 健/ライター:丹後 雅彦/撮影:大籏 英武、玉手 佑弥

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