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お節介が日本を元気にする。

コミュニティナースという生き方。

施設:コミュニティナースPJ
科目:講座の受講生
職種:プログラム受講生

掲載開始:募集期間終了:2020.6.18通算アクセス数:2,740


鎌倉の街で、地域の元気をつくるコミュニティナースの育成プロジェクトが始まります!
誰もがコミュニティナースとして、誰かを支えられる未来を一緒につくってみませんか?

※応募期間:2019年8月13日(火)まで

誰もがコミュニティナースとして誰かを支えられる

「街の普通のおじさんやおばさんが、病院の窓口の看護師のように“今日の血圧は?”“ちゃんと薬のんだ?”と互いにお節介を焼く日常ですね」

矢田明子さんに、目指している未来について尋ねたところ、返ってきたのはそんなステキな景色だった。

(写真)矢田明子/Community Nurse Company 株式会社 代表取締役
(写真)矢田明子/Community Nurse Company 株式会社 代表取締役

コミュニティナース──。それは職業でもなく資格でもない。矢田さんが提唱する「あり方」「生き方」だ。“地域看護”とも訳される「コミュニティナーシング」に近いニュアンスの言葉である。

矢田さんは27歳で看護師を目指して入学した短大の看護学科で「コミュニティナーシング」という言葉に出会い、そしてその言葉を実践に移してみようと行動を始めた。そのとき「私はコミュニティナース」と自称したことが、今に至るムーブメントの出発点となった。

「私は商人の娘として幼い頃から様々な価値観の大人に囲まれて育ったので、“こういうものだ”という決めつけは違うという意識があります。だから健康を守るのは専門職の仕事という思い込みは違う、誰でもできるはずだ、という強い確信はありました。」

矢田明子

その信念のもと、矢田さんはコミュニティナース活動の拠点としてNPO法人の立ち上げや株式会社の設立などを通じて、同志を増やしてきた。
その途中では権威ある専門家に呼び出され、「どういう活動なのか」と問いただされたこともあったという。そのときも矢田さんは自身の想いをストレートに伝えたが、矢田さんの言葉にその専門家は「看護という仕事が細分化されてしまっている今こそ、むしろ我々がそういう取り組みをすべきだった」と拍手を送ってくれ、そして「頑張って」と背中を押してくれたそうだ。

矢田さんに共感して1人また1人とコミュニティナースを自称し、活動する人が増えてきて、その数は今や100人を超えた。養成のためのコミュニティナースプロジェクトも開催されている。活動をマネタイズするための仕組み作りにも取り組んでおり、「いかに収益化するか、パターンをいくつか作っているところ」だそうだ。

コミュニティナースプロジェクト

こうした動きのすべてを矢田さんは“実証実験”と位置づけており、目指すべき未来の目的地はあるものの、そこに至る地図を自ら描きながら一歩ずつ歩みを進めているところだ。その動きは確実に社会へとリーチし始め、それまで健康問題に関心の薄かった街の普通のおじさん・おばさんが“地域のナース”として隣近所の住民に積極的にお節介を焼こうとするようになっている。

日常の中で、誰もが誰かのコミュニティナースとして、思いやりと安心を分け合っている──。そんな社会がきっと実現するはずだ。

 

※当プロジェクトの事務局が受信いたします
※応募者多数の場合は選考を行う場合があります

 

100人いれば100通りのコミュニティナースがいる

島根の街かどで矢田さんが描いたコミュニティナースのいる光景。その想いは確実に多くの人に受け継がれている。菊地結実子さんもその一人だ。


(写真)菊地結実子/看護師/コミュニティナースプロジェクト第7期 修了生
(写真)菊地結実子/看護師/コミュニティナースプロジェクト第7期 修了生

看護師として勤務中の彼女は「病院は病人のものという概念を壊したい。街の暮らしの動線に溶け込ませたい」と考え、自身が勤めるクリニックで、月に一度、街の人が楽しめるイベントを企画。まず第一弾の企画として駄菓子屋を開き、病気でない人とクリニックが接点を持てる仕掛けを試みた。「元気なうちから私たちが関わることで、必要なときにすぐに介助には入れるのでは」という考えである。あるいは病院と交渉して「10時間ルール」を確立し、1ヵ月のうち10時間、給料をもらいながら病院の外で地域の人と関われるようにした。この10時間を利用して菊地さんは地元の八百屋で働き、買い物に来た人々との関係づくりにつなげようとしている。

手探りではあるが、菊地さんが描くコミュニティナース像を具現化するために様々なチャレンジを行っているところだ。こうしたアクションのきっかけを、菊地さんは「コミュニティナースプロジェクト」(第7期)に参加することで見つけることができたという。

矢田明子 菊地結実子

「ICUで10年間、急性期の患者さんにばかり接してきましたが、次第に心の中に“もう少し早く病院に来て欲しかった”“こうなる前に介入できたらよかったのに”というもやもやした気持ちが湧いてきました。現在のクリニックに移ったとき、ドクターからコミュニティナースの存在を教わり、なんだかよくわからない気持ちのまま、背中を押されるようにコミュニティナースプロジェクトに申し込んでしまったんです。」

プロジェクトで菊地さんは、コミュニティナースとしての方法論や具体像をつかんだわけではない。手にしたのは、自分の中にあったもやもやした疑問は、社会が潜在的に求めているものと一致していたんだ、という確信。まさに矢田さんが言う“あり方”としてのコミュニティナースの手応えだった。

菊地結実子

「コミュニティナースとはこういう存在だという決まりはありません。それは1人ひとりで違う、多様なものであっていい。私も、コミュニティナースって雲をつかむような話だって思っていましたから。100人いたら100通りのコミュニティナースのあり方があっていいし、そのためのスイッチを押してくれるのがコミュニティナースプロジェクト。」

道は目の前にはなく、それぞれが自分で進んでいけばいい。コミュニティナースの拓くそんな道が社会にいくつもできれば、街の人たちは目の前にある道をつたってアクセスしてくれるはず。それが菊地さんの言う“暮らしの動線”になるのではないか。

「迷走してもいい。深く考えなくてもいい。自分の感じるままに、コミュニティナースというあり方を目指して一歩を踏み出すことが大切だと思います。」

 

※当プロジェクトの事務局が受信いたします
※応募者多数の場合は選考を行う場合があります

 

鎌倉に“まちの保健室”が誕生!?

矢田さんの想いを医療の側で受け止めたのが菊地さんであるのに対し、“医療の外”で反応したのが柳澤大輔さんだ。

(写真)柳澤大輔/面白法人カヤックCEO
(写真)柳澤大輔/面白法人カヤックCEO(面白法人カヤック公式サイトより)

柳澤さんは鎌倉に拠点を置く「面白法人カヤック」のCEO。鎌倉ならではの魅力を活かし、鎌倉ならではの地域資本主義の発信を目指して、鎌倉らしいワークライフスタイルを実現できるよう「まちの保育園」「まちの社員食堂」などを展開。鎌倉に住みたいという人のためにグループ会社として不動産会社も経営している。

「“まちの保健室”というアイデアは昔から持っていたのですが、矢田さんとの出会いによってそのアイデアが具現化できると思ったわけです」と柳澤さん。

「とにかくコミュニティナースという発想が理屈抜きで楽しく、面白い。苦しいことって長続きしないから、この“面白い”というのは重要なことなんです。この面白い仕組みを鎌倉でも取り込むことで、鎌倉はもっと居心地のいい街になれるはずです。」


柳澤大輔
(面白法人カヤック公式サイトより)

各種の“住みたい街ランキング”でも上位に来る鎌倉。医療従事者にも移住を希望する人も多いはずだ。鎌倉コミュニティナースプロジェクトをきっかけに鎌倉の魅力を知ったナースが実際に移住を決心したとき、「そのサポートができれば」と柳澤さんは考えている。

 

「鎌倉って、熱い人が多いと感じました。自分たちの地域を元気にしたいというその想いは、コミュニティナースのあり方ときっと響きあうはず」と菊地さん。

柳澤さんは「同じ街の仲間として、鎌倉全体を楽しくするためにブレーンストーミングしながらアイデアを出し合う関係ができればと思っています。その成果を全国に発信していく力はカヤックにある。鎌倉から日本全国を元気にしていく、とてもやりがいのあるプロジェクトになるのでは」と語り、矢田さんも「街に暮らす住民としての経験は、コミュニティナースとしてきっと活かせるはず。普通のおじさん、普通のおばさんにぜひこの壮大な“実験”に参加してもらいたい」と、これから鎌倉コミュニティナースプロジェクトに参加する方に期待を寄せる。


互いが支え合うことで、誰もが健康で笑顔で暮らせる社会。そんな社会づくりのチャレンジが始まっている。

コミュニティナースプロジェクト事務局より、皆様のご参加をお待ちしています!
コミュニティナースプロジェクト事務局より、皆様のご参加をお待ちしています!

※本原稿にある所属先、役職等の記載は2019年7月20日現在のものです

鎌倉コミュニティナースプロジェクト 募集要項

募集要件
  • ・講座の全日程に参加できること
  • ・アクションプランを実践する地域や活動場所をもっている、または講座期間中に探す意思があること
  • ・事前課題や講座期間中に自分の活動地域で実践活動に取り組めること
  • ・自分の関心や情熱に基づいたアクションプランを受講生とオープンに話し合えること
  • ※看護師免許の有無は要件として問いませんので、多くの方から積極的なご応募をお待ちしています
  • ※過去には、管理栄養士、介護福祉士、作業療法士や一般企業社員の方も参加しています
スケジュール
  • Day1:2019年9月26日(木)
  • Day2:2019年9月27日(金)
  • Day3:2019年10月23日(水)
  • Day4:2019年10月24日(木)
  • ※それぞれ1泊2日の宿泊研修となります
  • ※別途2019年9月3日(火)に受講生限定の街歩き研修を開催します(任意参加)
受講料 100,000円(税別)
加えてフィールドワーク参加費用(宿泊・飲食費等)で50,000円(税別)がかかります。
実習先 鎌倉市内
定員 10名程度(最低催行人数6名)
受講までの流れ
  • 応募期間:2019年7月3日(水)~2019年8月13日(火)
  • 選考期間:2019年8月14日(水)~2019年8月22日(木)
応募方法 当ページのお問い合わせボタンから、フォームにとび、入力ください。
選考方法 書類審査を通過された方に、オンライン(Skype、Zoom等)での面談を案内します。面談では、応募フォームの内容を確認させていただき、また講座に関する質問をお受けして、納得して受講できるようサポートします。
選考結果 2019年8月23日(金)までに、ご記入いただいたメールアドレスにお知らせします。
Web

※当プロジェクトの事務局が受信いたします
※応募者多数の場合は選考を行う場合があります

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